ビタミンBのお話

■ビタミンB群
ビタミンB群には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類の水溶性ビタミンが含まれます。
ビタミンB群の代表的な働きは、補酵素として三大栄養素(糖質/脂質/タンパク質)の代謝を助けてエネルギーを生み出すことです。糖質/脂質/タンパク質だけを摂取しても、ビタミンB群が不足していると体内の代謝がスムーズに行われず、パワーを発揮できない可能性があります。
※補酵素とは?
生命活動に欠かせない消化や代謝などの体内で進行する生化学反応を担う酵素には、単独で酵素活性を持つ(機能する)ものと、補助因子と結合しなければ酵素活性を持たないもの(アポ酵素)があります。アポ酵素が活性型酵素(ホロ酵素)となるのに必要な補助因子が補酵素です。

ビタミンB群は水溶性で体内に貯蔵されにくく尿中に排泄されるため毎日摂取する必要があります。
さまざまな食品に含まれているため、普通の日本人の食生活では不足することはないと考えられがちですが、実際にはかなりの数の潜在性欠乏者が存在すると考えられています。
