2011-01-22
  • 研究開発

研究開発記事(その5)

多糖類の免疫調節作用:ヒト対象の経口投与試験を再考

【概要】

食事から摂取する多糖類が健康面で有益なことについて、関心が高まりつつある。しかし、ヒトが多糖類を経口摂取した後の免疫調節作用を調べた総説は、これまで出版されていない。

多糖類の免疫調節作用に関する文献の多くは、in vitro(生体外)試験か、動物試験つまり注射か静脈内投与による実験方法が採られている。臨床医は、多糖類を食事から摂取した後に生じる作用に関心があるので、このような研究は十分に役立つ内容とはいえない。

我々は主にPubMed及びGoogle Scholarなどの学術文献検索サービスを使用して、多糖類を経口摂取した場合の免疫調節作用に関する研究論文を調査した。その結果、ヒトを対象とする25の研究論文が見つかった。

これらの論文では、褐藻類(ウンダリア・ピンナティフィダ:ワカメ)、藍藻類(アースロスピラ・プラテンシス:スピルリナ)、ウエスタンラーチ(ラリックス・オキシデンタリス:セイヨウカラマツ)、アロエベラジェル、多数のキノコ類などを原料とする12種類の多糖類製品が研究対象となっていた。研究期間は4日から5年以上、1日当たりの摂取量は100mgから30gまでと多岐にわたるが、いずれの多糖類製品も忍容性は良好だったと説明されていた。また、グルカン、フコイダン、アラビノガラクタン、マンナンの経口摂取により、ヒトの免疫応答を変化させることができる可能性が示唆されていた。

動物が多糖類を経口摂取した場合の免疫調節作用を調べた研究(別の論文で検討予定)で使用されている他の多糖類製品についても、ヒトを対象とする研究が待たれる。

※本論文の印刷、複製、配布などの無断使用を禁止します。
 


Ramberg JE, Nelson ED, Sinnott RA. Immunomodulatory Polysaccharides: A Review of Human Oral Studies. Presented at the Scripps Center for Integrative Medicine’s 7th Annual Natural Supplements Conference, La Jolla, California. January 21-24, 2010

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